MOZEFOでの平林JICA国際協力専門員の講演

令和元年11月23日
 11月20日,マプト市カテンベ郡に於いて開催された第3回MOZEFO(モザンビーク経済社会フォーラム)で,防災をテーマとしたセッションにJICA国際協力専門員の平林淳利氏が参加し,「災害に強い国家/社会をつくるには」というテーマで講演をしました。
 2011年の東日本大震災や今年10月に日本を襲った大型台風19号の例を用いつつ,日本がこれまで実施してきた復興の段階からの防災対策について,写真を用いつつ講演をしました。日本が災害の多い国であるという認識がないモザンビーク人も多く,自然災害の写真を見て,驚く様子の聴衆もいました。
 今年3月・4月に2つの大型サイクロンに見舞われたモザンビーク国民の防災への関心は高く,多くの聴衆が,日本の復興と防災対策,そしてその経験を活かして被災地ベイラで実施しているプロジェクトに関心を示していました。
講演の最後に,平林JICA専門員より,モザンビークが災害に強い国家になるため,下記のキー・メッセージが送られました。
1.「ハザードマップに基づいた対策」,地元の知恵を活かした「意識改革」の実施
2.モザンビークのやり方での災害に強い社会の構築
3.そのモデルをモザンビークの他の災害発生地へ拡大
4.上記の結果,モザンビークはアフリカ諸国に先駆け災害に強い国家/社会に